※2025年2月13日更新
ランエボ10はデビューから既に18年が経過しており、2015年に絶版となってからもそろそろ10年を迎えようとしています。
私が2007年式のランエボ10の中古車を購入したのは2013年の8月で、そこから12年間乗り続けていますが、これからランエボ10の中古車を購入しようと検討している方に向けて、私の経験と主観に基づいてランエボ10の燃費について解説します。
パワーを考えるとランエボ10の燃費は悪くはない…と思う
ランエボ10は車両のタイプ的には5人乗りのセダンですが、エコカー全盛のこのご時世ではリッター当たり20km位は知って当たり前…というのが、一般的な燃費に対する感覚であろうかと思います。
もちろん、これらのエコカーなどと比較するのであれば「ランエボ10の燃費は極めて悪い…(-_-;)」と感じる方も多かろうと思います。
しかしながら、昭和から平成初期に掛けてのバブル期に販売されていたクソのように燃費が悪いスポーツカーを基準とし、300馬力を発生する4駆のターボ車である事を考え合わせると、かなり燃費は良い方なのではないか？と感じています…あくまでも私は。
この車を購入する以前は、私も燃費についてはかなり悪いのだろうと覚悟はしていましたが、10年以上乗ってきてた結論から言えば「ランエボ10の燃費は乗り方次第で思ったよりも良くなる」というのがざっくりとした印象です。（どの車も乗り方次第です）
燃費に関する平均的な統計データを客観的に見るならば「みんから」の燃費記録辺りが参考になりますが、概ね8km/ℓ程度と言ったところです。
これは一般的なファミリーカーやエコカーと比較すれば非常に悪くはありますが、80～90年代のスポーツカーと比べれば随分良い数値です。
従って80～90年代にターボ車に乗っていた人の感覚では、この性能でこの燃費は超優秀ということになります。（今の若い人だと感覚が違うかも？）
乗り方次第でリッター10kmを超える
さて、統計的には平均燃費が8km/ℓとなっているエボ10ですが、乗り方次第ではもっと良くなります。
もちろん、道路の状況などの環境要因に依存する部分が大きいのですが、私が住んでいる埼玉県北のさほど渋滞の多くない郊外においては、平均燃費は9km/ℓ程度になります。
また、信号の少ない田舎の一般道を燃費走行を心掛けて走った場合には、10km/ℓを超える事も可能ですし、、高速道路では13km以上走れる事もあります。（それが楽しいかどうかは別として、いざと言う時は頑張れる）
因みに私のランエボ10は5MTなので、高速道路では燃費面ではかなり不利になるのですが、6速のSSTなら更に燃費は伸びると思われます。
燃費の悪さを理由に買わない判断をするのはおすすめしない
ところで某質問掲示板などを閲覧していると、燃費の悪さを理由にスポーツカーの購入を迷っている方を目にする事があります。
無責任な個人的なアドバイスとしては、ランエボ10に乗りたいと思って購入したならば、決して後悔する事はない車だと思います。
維持費も高いというイメージですが、実際乗ってみるとそうでもなく、維持費を下げる方法も色々あります。
維持費に関しては、乗り方と走行距離で大きく変わりますが、年間の走行距離が1万キロ程度でサーキットを走るのでなければそれほど高くはならない印象です。
上手く家族を騙して買ってしまおう！
家族が5人以上になると、流石にランエボ10の後部座席は狭いと感じるケースもあるかと思うのですが、後部座席に大人２人が乗ってもそれほど狭いとは感じませんので、子供二人の4人家族であれば、それほど無理なく乗れるんじゃないかなぁ～…、と私は感じます。
もちろん、ミニバンなんかと比べたら同乗者の快適性は全く異なりますが、トランクもそれなりに広いですし、普通のセダンとそれほど居住性や積載面でも変わらないと思います。（まぁ、ベースが普通のセダンのギャランフォルティスなので）
また、ランエボ10を購入するなら、家族を騙す訳じゃないですが…ある程度数字的な裏付けも必要な場合がありますよね。
燃費はリッター10くらい行きますし（頑張れば）、居住性もそれほど悪くない、維持費もそんなに高くない…という事で、ご家族を説得してみて下さい。
欲しいと思った人は買って絶対後悔しない車だと思いますよ。希少な絶版車ですし、程度の良い個体は数年後の買取値も高くなるでしょう。
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