24年落ちのポンコツMR-Sに乗っていると、年式相応の不具合に遭遇することがあります。
ある日のツーリングの後に自宅駐車場でエンジンを切った際、なぜかブレーキランプが点灯しっぱなしになっていることに気づきました。
「えっ、まさか……」と不安になりながら確認したところ、ブレーキを踏んでいないのにテールランプが赤く光り続けていたのです。
このままではバッテリーが上がってしまうのは明白。すぐにバッテリーのマイナス側のターミナルを外して原因を調べました。
ブレーキランプが点灯しっぱなしになる原因は?
最初に疑ったのはスイッチそのものの不具合でした。しかしペダル周辺を覗いてみると、ブレーキスイッチを押さえているはずの小さなゴム製のストッパーが割れて脱落しているのを発見。
この部品がなくなると、ペダルが戻ったときにスイッチが押されず、車はずっとブレーキを踏んでいると誤認してしまいます。
つまり、ランプが消えない原因はスイッチではなく「ストッパーの欠損」だったのです。
本来は以下画像の黄色い〇の部分にストッパーが挟まっていますが、ペダル上部の穴には何も残っていません。
自分で修理してみた(作業時間:約15分)
■用意したもの
- トヨタ純正ストッパー(品番:90541-06036)
- ペンチ
- 懐中電灯
- 床に寝転ぶためのマット
ネットで純正部品を注文し、届いたその日に早速作業開始。
まずはストッパーが入る隙間を作るために、ハンドルロックなどをシートのレバーに引っ掛けて、エンジンを掛けた状態でブレーキが押された状態をキープします。
古い破片を取り除き、場所が場所だけにターゲットを視認しながらの作業が出来ず、手探りで新しいストッパーを「グイッ」と押し込んで装着完了。
ハンドルロックを外してペダルを戻した状態で、無事にブレーキランプは消えてくれました。修理完了の瞬間、心の中でガッツポーズ!
パーツ情報と購入方法
- 品番:90541-06036(トヨタ汎用ストッパー)
- MR-S含む多くのトヨタ車に共通
- 価格は100円〜200円ほど
私はモノタロウで購入しましたが、ディーラーでも取り寄せ可能です。
自信がない人は整備工場へ
作業自体はそれほど難しくありませんが、体を小さく折りたたんでの作業になるので腰痛持ちの方は要注意。心配な方は無理せず、整備工場やディーラーに相談しましょう。
この修理なら、部品代込みで3,000円程度で済むと思われます。
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