2024年9月に2001年式の前期型MR-SのMT車を購入しました。
走行距離12万キロの車検2年付きで乗り出し86万でしたが、最近は押し並べてスポーツカーの中古車価格が高騰しており、MR-Sも随分と値上がりしています。
数年前と比べると1.5倍程度の価格帯となっており、私が買った車はこれでも同年式・同グレードのMR-Sの中では底値でした。
なぜMR-Sを購入したか?
私は過去に何台かのスポーツカーに乗り継ぎ、現在では981ボクスターGTS、124スパイダー、ランエボ10と3台のスポーツカーを所有しています。
今後も興味がある車には多少無理をしてでも乗ってみたいと考えており、60歳までに991GT3、エキシージロードスターなどを所有する事を目標としています。
しかしながら、万人向けに電子制御で固められたポルシェとは違い、エキシージロードスターはドライバーにそれなりのドライビングスキルを要求する車であり、電子制御に慣れてしまった私には扱い切れないと危惧しています。
そこで電子制御のないMRに慣れる為に白羽の矢が立ったのがMR-Sと言う訳です。
エキシージロードスターとはパワーも車格も全く違いますが、電子制御に固められたポルシェとは違った、素のMRの特性を楽しみたいと考えています。
MR-Sの状態
私が購入したMR-Sは、ヘッドライト交換とオールペンの痕跡があり、年式を考えると外装はまずまず綺麗な方かと思います。
ただし、クリア剥げが出始めているので、オールペンされたのは結構前かも知れません。
また、ナンバーのない状態で試乗もせずに購入した為、経年劣化によって寿命を迎えた消耗パーツが交換されていない部位が複数見られ、その他に気になる点もいくつかありました。
具体的には以下の通りです。
・アクセルペダルの遊びが極端に大きい
・クラッチがフニャフニャ(もともとそう言う仕様かも知れない)
・ステアリングがかなりくたびれている
・ダンパーからオイルが漏れている(12万キロ無交換なので当然か)
・幌が破れ始めている(雨漏りするような場所ではない)
・排気系がかなりくたびれている(排気漏れはない)
過去に重整備を行っていないようですので、年式と走行距離を考慮するとこんなものかも知れません。
因みに販売時には細いスタッドレスを履いていたので、納車に合わせて後期型の純正ホイールとネオバに換装しています。
今後のメンテナンスとチューニング計画
特に前期型のMR-Sは、下回りのボディ剛性が弱いと言われており、中期以降はこの部分が大きく改善されています。
MRのコーナリングの切れ味を楽しむには、ボディ剛性アップと足回りのチューニングは必須だと考えていますが、まずは劣化した消耗パーツの交換が優先事項です。
また、私がNAに求めるものは、吹け上がりの良さと甲高い排気音ですが、今は全く程遠い状態ですので、劣化した排気系を軽量のチタンマフラーを絡めてバージョンアップするつもりです。
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