【北海道ツーリング2025】オープンカーで行く初夏の北への旅(釧路〜標茶〜羅臼〜知床五湖〜斜里)

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Omi

ゆるドラ管理人です。
「あれはやらない」「これはやらない」と、やらない事を決めずに車に関わる遊び全般を楽しんでいます。

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北海道ツーリング3日目。宿泊した釧路のホテルを出発し、いよいよ道東のハイライトとも言える知床半島へ向かう。

この日は標茶・羅臼を経由して知床峠を越え、斜里町のホテルまで約250km。

ホテルルートイン釧路駅前 to ルートイングランティア知床-斜里駅前-

道中には展望台や観光スポットが点在し、まさに走って楽しく、眺めて美しい1日となる。

早朝の釧路を出発、思わず立ち寄ったシラルトロ沼と駒ヶ丘公園

午前8時、釧路のホテルを出発。国道391号を北上し、標茶方面へ向かう。

走り出してしばらく、左手に現れた湿原の向こうに広がる沼が目に留まった。

予定にはなかったが、あまりにも景色が良く、車をシラルトロ沼の駐車場に滑り込ませた。

8時30分頃、車を降りると、一面の水面が朝の光を静かに反射していた。風はなく、沼はまるで鏡のよう。

わずかな時間だったが、旅の途中にこうした偶然の一瞬が差し込むのは嬉しいものだ。

そこから10分ほど走り、8時50分には標茶町の駒ヶ丘公園に到着。

ここではトイレ休憩のみ。小高い丘の上には上がらず、次の目的地へとすぐに出発した。

海沿いへ。しべつ海の交流館・羅臼展望塔

標茶からは道道13号線を経て、別海町を横断。

道中、車も信号も少なく、ボクスターの持ち味である加速と旋回性能が生きる。

軽快なハンドリングでワインディングを抜け、10時15分には「しべつ海の交流館」駐車場に到着。

その後、根室海峡沿いに335号線を北上し、11時10分には「羅臼国後展望塔」へ。海と国後島を見渡す展望塔からの眺望は圧巻。

視界の奥行きに、北海道のスケールの大きさをあらためて感じる。

道の駅知床・らうすで昼食をとる

11時40分、「道の駅 知床・らうす」に到着。日曜日ということもあってか、想像以上に混雑していた。

駐車場も店内も観光客で賑わっており、昼食は全員一緒には取れず、各自で分かれて好きなタイミングで食べることにした。

食後は短時間ながら売店を覗き、地元産の昆布や干物などを物色してから車へ戻った。

次はいよいよ、知床峠を越えてウトロ側へ向かう。

知床峠はツーリング随一のワインディング

13時5分、知床峠展望台に到着。

羅臼側からの上りは、このツーリングで最も気持ちの良いワインディングだった。

緩やかな勾配と絶妙な中速コーナーが続き、ペースを崩さずにリズム良く走れる。路面は良好、交通量も少なく、ボクスターのハンドリング性能を最大限に引き出せる区間だった。

背後から聞こえるフラット6の吸気音、背後から回り込む海風、そして目前に広がる羅臼岳のシルエット。すべてが一体となって、「走ることの気持ちよさ」を実感できる道だった。

展望台では十数分停車。標高738mの空気は冷たく澄んでいて、風にさらされた体にツーリングの高揚感がじんわり染み込んでいく。

知床五湖で静寂に包まれたひととき

知床峠を越え、13時45分には「知床五湖」へ到着。

駐車場はほぼ満車で、施設周辺は観光バスや団体客で賑わっていた。世界自然遺産の中でも知名度が高い場所だけに、やはり人気の高さを感じる。

遊歩道を歩きながら湖と原生林の風景を眺めたが、静けさというより“にぎわいの中で自然を感じる”といった印象が強かった。

それでも、遠くに見える湖面や森の連なりにはやはり独特の迫力があり、観光地として整備されていながらも、この地のスケールの大きさは十分に伝わってきた。

約1時間の滞在を終え、次の目的地へ向けて車に戻る。

斜里へ下る。道の駅と「天に続く道」に立ち寄る

知床峠をウトロ側へ下り、15時20分には「道の駅 うとろ・シリエトク」に立ち寄る。

ここはお土産と情報の拠点。地元の昆布や木彫りの熊が並ぶ店内をひと通り見てまわる。

さらに、16時10分には有名スポット「天に続く道」へ。

真っ直ぐに延びる道が空へ向かっていくように見える光景は、北海道を象徴する絶景のひとつ。

撮影後、16時45分には本日の宿「ルートイングランティア知床 斜里駅前」にチェックイン。

創作居酒屋いた吉で斜里の夜を過ごす

夕食はホテルから徒歩圏内の「創作居酒屋 いた吉」へ。

地元食材を使った創作和食と地酒の品揃えが豊富で、店内は落ち着いた雰囲気。北海道の夜を静かに味わうにはちょうどいい店だった。

この日走ったのは約250km。走行距離としてはそこまで長くはないが、変化に富んだルートと、知床という特別な土地が与えてくれた密度の濃い1日だった。

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