【北海道ツーリング2025】オープンカーで行く初夏の北への旅(斜里〜屈斜路湖〜摩周湖〜阿寒湖〜北見))

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Omi

ゆるドラ管理人です。
「あれはやらない」「これはやらない」と、やらない事を決めずに車に関わる遊び全般を楽しんでいます。

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北海道ツーリングも後半戦へ。

4日目は斜里から南下し、屈斜路湖・美幌峠・摩周湖・阿寒湖といった名所を巡りながら北見へ向かう約260kmのルート。

湖と峠、森と温泉、北海道らしい変化に富んだ1日になる。

ルートイングランティア知床-斜里駅前- to ホテルルートイン北見大通西

ハイランド小清水725で屈斜路湖を見下ろす

斜里を出発し、334号→587号→102号を経て「ハイランド小清水725」に到着したのはちょうど午前9時。標高約725メートル、その名のとおりの絶景スポットだ。

駐車場から遊歩道をほんの数分歩けば、視界が一気に開け、そこには大パノラマが広がっていた。

眼下に広がるのは、青く澄んだ屈斜路湖の湖面。左手には和琴半島が静かに突き出し、その先には雌阿寒岳と雄阿寒岳が並ぶ。

さらに背後には雄大な山並みが続き、360度の展望がすべてひとつに繋がっている。

太陽の角度で湖面はキラキラと輝き、湖岸から湯気が立ち上る砂湯の位置も肉眼で確認できた。

夏の緑と湖の青、山の輪郭が絶妙なコントラストを描き出し、しばらく言葉を失う風景だった。

私は幌を開けたままのボクスターから降り、深呼吸しながら景色に身を委ねた。朝の澄んだ空気と涼しい風が心地よく、「北海道に来た」と改めて実感する瞬間だった。

屈斜路湖・砂湯で地熱の湖岸を歩く

ハイランド小清水からは102号を下り、391号・52号を経て屈斜路湖へ。

9時50分、湖畔の「砂湯」に到着。

地面を掘ると温泉が湧き出す不思議な湖岸で、観光客もまばらな朝の時間は静かで心地よい。

ボクスターの幌を閉め、湖岸を数分歩いてから再出発。

美幌峠からの絶景を越えて、はなこやで昼食

52号から243号へ乗り継ぎ、11時には美幌峠に到着。

眼下に広がる屈斜路カルデラは何度見ても圧巻。エンジンを切って展望台に立つと、ツーリング中であることを忘れ、ただその雄大さに見入ってしまう。

11時40分、峠を下った先にある「はなこや」で昼食。

注文したのは名物の焼きカレー。

とろけるチーズにカレーソースが絡み、かすかにスパイスの香りが鼻をくすぐる。

大振りの具材がほどよい食感と満足感を与え、ドライブの中休みにふさわしい一皿だった。

摩周湖・道の駅道の駅 摩周温泉

13時10分、摩周湖第3展望台に到着。

標高670 mで無料駐車場も完備されており、摩周湖の湖面やカムイシュ島、さらに屈斜路カルデラまで一望できる絶景ポイントだ。天候にも恵まれ、「摩周ブルー」を目の当たりにできた。

13時45分には車列を道の駅 摩周温泉へ誘導。

ここは地元野菜やそば、ソフトクリームなどのテイクアウトコーナーに加え、24時間利用可能な足湯も設置されている人気スポットだ。

私も売店を見て回り、地元のそば粉を使った「摩周八割そば」などをチェックしつつ、旅の情報を得た。

ただし、今回は足湯にはつからず、次の阿寒湖へ向けて再出発した。

ボッケ遊歩道とヒグマ剥製に心を揺さぶられる散策

道の駅を出た後、阿寒湖畔ビジターセンター近くの遊歩道から「ボッケ」へ歩き出すことにした。

距離は片道約1.5 km、10〜15分ほどの平坦な道のりだ。

森の中を進むと、足元には落ち葉が積もり、野鳥のさえずりが静かに響いてくる。ほどなく、地面の泡立つ音と温かい蒸気、硫黄の香りに包まれ始める。

やがて「ボッケ」に到着。砂地から湧き上がる温泉泥が白く泡立ち、視覚、聴覚、嗅覚すべてに強いインパクトを与える。

歩かなくては辿り着けない、まさに“地球が生きている場所”だった。

 

湖面は滑らかで、遊覧船が静かに波を立てながら進んでいく。

その後ビジターセンターの館内へ入ると、圧倒されるほど大きなヒグマの剥製が展示されていた。

それを目にして、北海道の大自然と野生のスケールを再認識。旅の序盤とは異なる、自然の“強さ”を感じさせてくれる瞬間だった。

北見に到着。夕食は「北の仲買人 三八(Mihachi)」で海鮮炉端焼き

阿寒湖から240号・27号を経由し、17時ちょうどに「ホテルルートイン北見大通西」に到着。

この日の走行距離は約260km。多彩な景観と停車ポイントを巡りながら、濃密なドライブを終えた。

夕食は徒歩圏内の「北の仲買人 三八(Mihachi)」。

地元オホーツク産の海鮮を卓上コンロの炉端焼きで楽しめる、人気の海鮮居酒屋だ。

店内は木のぬくもりある落ち着いた空間で、カウンターや掘りごたつ席もあり、グループでも一人でも利用しやすい。

海鮮炉端の「三八盛り」や串焼きなど、多彩なメニューを味わいながら、地元の鮮度を満喫できた。
〆には牛もつ鍋やポテトサラダ、枝豆なども合わせ、一日をしっかり締めくくる内容だった。

北見の夜風とともにホテルへ戻り、熱々の炉端焼きと北海道の海の香りを胸に、4日目は静かにフィニッシュした。

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